アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎ってどんな病気?


アトピー性皮膚炎は乳児から成人までどの年齢層でもおこる病気です。
顔などから始まり、徐々に肘・膝の内側、体などに治りにくいかゆい湿疹ができて、慢性に続きます。
アトピー性皮膚炎ってどんな病気?

また、全身の皮膚が乾燥する傾向があります。アトピー素因のある人は、アトピー性皮膚炎になりやすい体質といわれています。

アトピー素因とは?

原因は、完全には解明されておりませんがアレルギーだけで起こっているわけではありません。遺伝的な体質と環境の2つが原因といわれています。この遺伝的な体質と環境の影響が複雑に関係して、アトピー性皮膚炎の症状が出るといわれています。

また、原因はひとつにつながっているわけでなく、例えばハウスダスト除去などひとつの要素に対してだけ治療をしても、必ずしもアトピー性皮膚炎がよくなりません。 原因となるものは複数の原因、素因が混合しておこるといわれています。

乾燥との強い関係について

皮膚のみずみずしさは、皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質という3つの物質によって保たれています。

アトピー性皮膚炎ではこれらの物質が減ってしまうことにより皮膚が乾燥し、これによりアトピー性皮膚炎が悪化するといわれています。

乾燥との強い関係について

この乾燥は、適切なスキンケアと保湿剤の外用である程度よい状態に保つことが可能です。
乾燥との強い関係について

治療法について

現在起こっている痒みなどの苦痛をコントロールすることで、日常生活や仕事を快適に過ごしていただくことが第1の目標になります。

アトピー性皮膚炎は乳児は、小学校高学年くらいまでによくなることが多いです。
また、成人も長い目で見れば、いずれ落ちついてくることが多い病気です。

最終的には主に保湿剤を中心としたスキンケアを中心に皮膚を快適な状態へ近づけることが可能です。一緒に治療をがんばりましょう。

以下は、治療によく使用するお薬等の解説です。是非、ご参考下さい。


アトピー性皮膚炎の予防には保湿剤の外用が重要です。保湿剤(へパリン類似物質やワセリン系統)を毎日塗り続けることでアトピー性皮膚炎をある程度予防することが可能です。



日常生活での注意点

  1. 日常生活での注意点入浴の注意点
    お風呂の温度はぬるめがおすすめです。あまりナイロンの強い刺激をともなうタオルはおすすめできません。また、体を洗う時は低刺激の石けんを十分に泡立ててやさしく洗いましょう。
  2. 保湿剤外用
    一番の増悪因子として、肌の乾燥はアトピー性皮膚炎を悪化させます。アドバイスに沿って保湿剤を塗りましょう。
  3. 肌着の注意点
    肌着はなるべく化学繊維などではなく、綿が多く入った柔らかいものを使用しましょう。
  4. 掃除
    部屋のダニやホコリはアトピー性皮膚炎の悪化因子です。換気や掃除機がけをこまめにいたしましょう。
  5. 湿度
    特に冬は秩父などの寒い地域では特に暖房などで一気に湿度が低下しがちです。 湿度は50~60%が理想です。これ以下だと皮膚が乾燥し、これ以上だとダニが繁殖しやすくなります。加湿器や主にすごす部屋ではヤカンスチームなどでの対策を心がけましょう。
  6. 爪を切る
    特にお子さんでは薄い爪引っ掻くとよけいにアトピー性皮膚炎が悪化します。 また、孫の手などで強く背中をこすると、後から強いかゆみがまた出てきますので非常に注意です。
  7. ストレス
    アトピー性皮膚炎の患者さまを診させていただいて実感するのは、睡眠不足やストレスというものがかなりアトピー性皮膚炎に影響を与えるということです。まずはかゆみをしっかりとコントロールして痒みのストレスを少なくしましょう。
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